理事長挨拶

1978年7月24日に社会の恵まれない方々への還元と日本プロ野球界の底辺拡大に寄与することを目的に、投手8名、野手10名のメンバーで名球会が創設されました。今年で創設40周年を迎えることとなりましたが、その間、日本のプロ野球は大きく様変わりしました。

日本人メジャーリーガーが50人以上誕生し、投手は分業化が進んだことで通算1000試合登板という前人未踏の記録も生まれました。そのため投手200勝以上、野手2000安打以上でスタートした名球会の入会資格も、2003年に通算250セーブ以上と日米通算の入会資格を加えるなど、時代に即した組織に変革してまいりました。

今年も内川聖一、福浦和也の両選手を迎え、現在の会員は65名に達しました。そのすべの者が15年、20年とレギュラーとしてチームに貢献しながら個人記録を達成した一流プレーヤーとして、日米のプロ野球界で活躍する現役選手だけでなく、プロ野球を目指す青少年の目標となっています。

この40年間、名球会員は様々な社会貢献のための活動をしてまいりました。日本の国民的スポーツである野球を通じて得た経験をもとに、青少年や指導者への野球技術と知識の向上や野球振興だけに努めてきました。それは国内だけに限らず、台湾や韓国、フィリピン、ベトナムなどアジアを中心とした海外でも日本野球の普及活動をしています。

東日本大震災や熊本地震、北海道胆振地震などの災害によって苦労されている全国の被災者の心のケアを目的とした支援活動も行っております。名球会員が被災地で野球を通じた交流を持ち、子供たちには夢をあきらめないで欲しいと願って活動してきました。

また、被災者支援イベントやチャリティゴルフで集まった募金を、社会的に恵まれない方々へ日本赤十字、社会事業団などを通じて支援しています。

我々ができる社会貢献は限られたものでしょうが、継続は力と信じて続けてまいりました。これまでに交流を持った子供たちの中には、プロ野球選手となり名球会を目指している者も多くいます。そして、いつの日か名球会メンバーとして我々の活動を引き継いでくれるものと信じております。

2020年に東京オリンピックで野球が正式種目として復活し、野球が国民的スポーツとしてさらに注目されるでしょう。これからも名球会ができることを、地に足をつけて長く続けていきたいと考えています。
理事長 山本 浩二
理事長 山本 浩二